まつど朗読と読書の会(MRD)

  MRD(エム・アール・ディの略称・「まつど朗読と読書の会」)です。月一度、朗読への技法の向上を目指しながら、各自が文学書や新聞の切り抜き、童話、エッセイなどを持ち寄り、交流の機会をもつ集りです。年に一度、市民向けの朗読講座も開きます。
会費は月300円です。第2か第3金曜の午前10時~12時まで、松戸駅前の市民会館か勤労会館でひらいています。
2018年10月からスタートしましたが、一年経てば、朗読への初歩的な心構え、中級の発声技法を会得できるよう自己目標にしていきます。

①自分自身の音読、輪読の自信だけでなく、地域活動、ボランティア活動での、朗読技法のノウハウは向上できます。
➁いろいろな朗読の会の紹介や朗読イベントの情報、読書や図書館の動きなど本好きでもある人の織りなす集りです。
③参加者の持ち寄る読み物やニュースの交流は、こころの広がりの機会にもなっていきます。
  1年単位で、チャレンジの機会にしてみてください。
 当,「まつどまなびぃネット」には、毎月1日付けで主に日程関係、20日前後に例会の報告や案内文を掲載するようにしてます。
 代表:☎/F 047-368-6380  メール:0359ufav@jcom.zaq.ne.jp  松尾健二

2020年04月20日

9月の市民向け講座:周五郎の『不断草』か沢村貞子の『猫年の女房』

6か月先には、コロナ騒憂も落ち着いているのでしょう?。
9月の市民向け朗読講座の準備をすすめています。教材を何にするか?です。三日間の各2時間、30人定員で行う予定です。二つの演目を検討しています。

①『不断草(ふだんそう)』・山本周五郎作品。大衆時代小説の大家だった周五郎の日本婦道記の一編。朗読では、よく採り上げられる。―{「ちょうど豆腐を固めるようにです」良人の声でそういうのが聞こえた。「豆をひいて流しただけでは、ただどろどろした混沌たる豆汁です。つかみようがありません。しかしそこへにがりをおとすと豆腐になる精分だけが寄り集まる、はっきりとかたちをつくるのです、豆腐になるべき物とそうでない物とがはっきり別れるのです…」(冒頭文)。
主人公の菊枝は、結婚して五カ月ほどで、突然、夫の豹変にあう。江戸時代の武家の嫁と姑の物語が始まる。

②『猫年の女房』・沢村貞子作品。10年前に出版された『私の浅草』所収の一篇。これも、よく朗読の教材になるが、江戸っ子浅草の気性と下町女房の粋が求められる作品。
―{おすがさんは、私よりひとまわり上の申年(さるどし)だと言ったから、そのとき二十八だった。濃い生え際を無造作にかきあげた、ひっつめの束髪。やせぎすな胸もとをキチンとあわせた地味な着物。白粉っ気のない浅黒い顔に大きな眼を伏せ、形のいい唇をいつも結んでいた。…}(冒頭文)。
昭和の名女優・沢村貞子が16歳のときにであった出来事を回想した文体。とりあえず、会員が読んで、朗読をこころみることにしています。